5S-9
移動体検出における輪郭抽出アルゴリズムに関する一検討
○浦田悟志,安川 博(愛知県大)
画像認識技術は,ITSの実現に向けた道路標識や白線の認識などの分野で研究されている.これらの実現には,入力画像から認識対象の輪郭抽出処理が必要である.代表的な輪郭抽出法である動的輪郭モデル(Snakes)は抽出対象の形状に適したパラメータが必要である.しかし,一般に物体形状からパラメータを推測することは困難である.そこで,パラメータ決定が容易である構造要素型動的輪郭モデルが提案された.先行研究では,構造要素型動的輪郭モデルはグレースケール自然画像に適応され,良好な結果が得られている.しかし,実際には複数の物体の認識,ITSの実現に向けては人物及び車両の認識などが考えられ,これらの状況は未検討である.そこで,これらの状況における輪郭抽出精度改善法を提案する.