5S-5
時間相関イメージセンサにより得られたオプティカルフローに基づく物体の追跡
○大石 剛,本谷秀堅(名工大)
本研究では、時間相関イメージセンサにより得られたオプティカルフローを用いて、
物体を追跡することを実現する。
オプティカルフローは、物体の運動解析を行うための強力な情報源となる。
しかし、従来の手法により求めたオプティカルフローは、解析時間や速度制限などの
問題があり、実時間上での処理に用いることは困難であった。
近年、この問題を解消する手法が時間相関イメージセンサを用いることによって
確立された。
時間相関イメージセンサによって得られる高密度オプティカルフローは単一フレームのみで画素ごとに対象の速度ベクトルを復元でき、従来法のような対象物体の速度の制限も
取り除かれるため、実時間上での処理に用いることが可能である。