5S-2
POSシステムのための非包装食品画像認識
○洪 東光,長井隆行(電通大)
 バーコードリーダがPOSシステムに利用されていく久しいが,非包装食品に対しては,有効な自動認識手法が確立されておらず,多くの場合,人手で登録を行っているのが現状である.人手の介入は,効率やヒューマンエラーの点で良いシステムであるとは言い難い.一方で,近年の画像認識技術の目覚しい発展と共に,画像認識のPOSシステムへの応用の可能性が開かれつつある.その他にも,カロリーの自動計算などの目的で,食品画像認識技術が注目を集めている.このような背景のもと,本稿では物体のカラー情報と局所特徴量などを併用した非包装食品画像の認識手法を提案する.提案手法をいくつかの食品画像データベースで評価し,POSシステムへの応用を検討する.