5Q-1
マルコフテーブルによる学習を用いた辞書型対話システム
○西村太佑(長野高専)
本研究では、webを利用する上で最も目にする情報であるテキストデータを機械学習に応用した新しい会話ロボットの開発を目標としている。
既存のチャットボットには、予め登録された辞書データを用いる辞書型を始めとする様々な方式が存在する。
またwebの利用者が増加するに連れて、テキストデータで会話を行う機会も増加している。
提案手法は、webより辞書として使用できるデータを取得し、マルコフテーブルとして学習を行うことで、辞書型とマルコフ連鎖型の特徴を合わせたものである。
この方式を用いることで、不自然になりがちであったチャットボットとの会話をより人間との会話に近くし、幅広い受け答えの実現を可能にした。