情報処理学会 第74回全国大会講演要旨

現在のマーケティングにおいてユーザーの間で情報が共有される「クチコミマーケティング」は一般的であり、重要な位置づけにある。特にウェブクチコミはブログやSNSの普及に伴い、影響度が非常に高いマーケティング手法であると言える。
本研究ではクチコミが発生しやすく、専用のクチコミサイトも存在する「化粧品」を対象とし、ウェブクチコミについて研究を行う。
　具体的には、化粧品を購入する際の意思決定方法に基づいて、商品の情報入手経路を4つのパターン（リアルクチコミ型、リアル公式型、顔の見えないクチコミ型、マスコミ型）に分類する。その上で、内容分析の手法を用いて4つのパターンの特徴の抽出を行い、その比較の中で信用を生みだすクチコミマーケティングの方法を明らかにする。