5M-7
任意の確率分布と周波数スペクトルをもつ不規則信号の発生とピーク値分布評価式検証への応用
○福島健太,佐藤 圭,岩木祐哉,南原英生(岡山理大)
 不規則信号解析にはシミュレーションが不可欠であり,そのために任意の確率分布と
任意の周波数スペクトルをもつ信号が必要となる.
一般に,三角級数モデルを用いることによって,任意の周波数特性を持つ
ガウス形不規則信号の発生が可能である.
また,エルミート多項式を用いることによって,任意の確率分布形状の表現が可能である.
本報告では,これらを組み合わせ,シミュレーション用の不規則信号を発生する
プログラムの開発を行う.
 また,重み関数に基づく新たなピーク値分布評価式を提案し,これに本手法を用いて
発生した不規則信号を適用し,その有効性および従来法との比較・検証を行う.
更に,帯域パラメータや展開係数がピーク値分布に与える影響についても考察する.