5M-3
分散制御照明システムにおける照度センサ位置の数理計画法を用いた推定
○宮崎昇幸,三木光範,吉見真聡,善 裕樹(同志社大)
筆者らが先に提案した個別照度を実現する分散制御照明システムでは,照明と照度センサの位置関係を点灯光度と照度の関係から推定し,照明環境を数理モデル化する.
しかし,現在用いている動的な位置推定手法では照明台数や照度センサ数の増加に伴い精度が悪化する.
本稿では,外光などの外的影響の無い照明環境に限定し,システムの稼動により取得した照明の点灯光度とセンサの照度の履歴から数理計画法を用いて静的に位置推定を行う手法を提案する.
提案手法の有効性を示すため,観測データを用いた模擬実験を行い,観測データ数と推定精度の関係を検討する.