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NoCルータにおけるリンク間共有法の通信性能の評価
○深瀬尚久,三浦康之,渡辺重佳(湘南工科大)
単一チップ内のコア間をネットワークで接続する「ネットワークオンチップ(NoC)」において、ルータ回路内のバッファを効率よく使用することは重要である。そこで、以前我々は、一つのバッファを全てのリンクで共有することでバッファを有効利用できる手法を提案した。この手法では、バッファをブロックという単位で分割し、その単位で各チャネルに動的に割り振ることにで、ハードウェアコストの増大を抑えている。そして評価の結果、提案手法は少ないハードウェアコストで実装でき、高い通信性能を持つことが確認できた。今回の発表では、提案手法の通信性能についてトポロジやトラフィックパターン、各パラメータ等を変更し多角的に評価した結果を示す。