5J-2
大域アドレス空間におけるGCとリージョンによるメモリ管理
○藤田晃史,田浦健次朗,近山 隆(東大)
プログラムを高生産に記述するためにGCは非常に有用であり、
近年使われるプログラミング言語の多くはGCを実装している。
また、分散環境で動作するプログラムを高生産に記述するためには
大域アドレス空間が不可欠であり、多くの並列言語で採用されている。
しかし、現状の大域アドレス空間処理系のGCは性能上の制約から、
ノードをまたいだGCは行わないなど部分的な実装になっている。
本研究では、大域アドレス空間処理系の1つであるDMI上に
ノードをまたいで保守的な並列マークスイープGCを行うライブラリを実装し、
特にスケーラビリティに着目して高速化を図る。