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情報格差のもたらす行動判断の考察 東日本大震災における実例
○三重野徹(東日本国際大)
私の勤務する東日本国際大学は福島県いわき市にあり、福島第一原発から42km地点である。日本で一番福島第一原発から近い大学である。3月11日とその後の大きな余震のあった4月11日と2度に渡る被害にあった。本学の1号館は被災し、使用不可能になった。
大学のICTがこの時にどのような役割を果たしたかということと、首都圏、被災地であるいわき市でのICTの利用がどのようなものであったか、これらを通じて情報をどう伝えることで人々の行動判断がどのようになされていたかを情報認識と意思決定の観点から述べる。