5F-2
クロスABC分析を用いた管理区分設定による一括発注シミュレーションと、シミュレーション結果の一覧可視化による要注意製品の絞り込み
○浦邊信太郎,黄 双全,宗形 聡,手塚 大(日立東日本ソリューションズ)
製造業では多数の製品を扱っているため,製品をいくつかの管理区分に分類し,区分ごとに管理レベルを変えている。しかし非重点管理区分の製品の在庫過剰や欠品が経営に大きな影響を与える場合があり,これらの見落しの改善が必要とされている。本報告で提案する発注管理システムではクロスABC分析により複数の評価軸で管理区分を設定し,区分の設定に基づいて自動で発注シミュレーションを行う。続いてシミュレーション結果である未来の在庫状況を一覧表示し,将来過剰在庫になりそうな製品や欠品しそうな製品を検索する。検索された要注意製品について,個別に発注ポリシーを修正したり継続監視することで,非重点管理区分の製品の在庫問題発生を防ぐことができる。