5F-1
類似部品を用いたパラメータ推定と後継部品の追跡管理による実用的な保守部品の生涯需要予測システムの開発
○飯塚新司,宗形 聡,手塚 大(日立東日本ソリューションズ)
保守部品の生涯需要の予測手法として,将来の製品残存数や部品故障率を推定して需要を予測するモデルが提案されている。しかし,パラメータの推定に数年分の保守部品の需要実績が必要であり,部品の生産打ち切り時期が早まっている現状に対応できない。また,部品はモデルチェンジや共通化が行われるため,適切に後継部品を追跡しないと需要実績がモデルに適合しなくなる。本発表ではこれらの課題を解決するため,類似部品の過去の実績から推定したパラメータの平均値を使うことで,需要実績がない部品でも予測できるようにする手法と,データベースで後継部品を管理して,モデルに適合するように製品の出荷実績や保守部品の需要実績を統合する手法を紹介する。