5D-7
キック動作によって注意を喚起する靴型ウェアラブルデバイス
○佐藤 究,根田雄人,小笠原直人,布川博士(岩手県大)
現実世界において、コミュニケーションは相手の注意を喚起することから始まる。相手との距離が離れている場合、声をかける等でこれを行うが、声は付近の他者にも聞こえるため、不必要に他者の注意を喚起し他者の集中や作業の阻害となる。相手に近づき肩などを叩くことにより相手のみの注意を喚起可能であるが、会議等のフォーマルな場や緊急時には困難である。
本研究では、加速度センサーと複数のヴァイブレータを内蔵した靴型ウェアラブルデバイスを用いることによりこの問題を解決する。注意を喚起しようとするユーザは、相手に狙いを定めてキック動作に行うことにより、相手のヴァイブレータを起動することができ、相手は、ヴァイブレータの方向から、ユーザを特定することが可能になる。