4ZG-5
消費電力観測値からの生活状況推定手法の提案
○吉野太郎,大澤由憲,菅沼拓夫,橋本和夫(東北大)
従来の研究では、カメラやセンサを使った生活状況の推定手法が提案されてきたが、この推定手法では、被験者側のプライバシーに大きな影響を与えることになる。筆者らは、被験者側のプライバシーの影響を小さくして生活状況の推定を行うことを目的に、消費電力の観測値から生活状況を推定する自律エージェントの研究を進めている。本論文では、隠れマルコフモデルに基づき消費電力観測値から生活状況を推定する手法を提案する。また、大学の研究室における学生の行動と消費電力の時系列を実測したデータセットを作成し、提案手法の有効性を検証する。