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電力融通市場における自動取引エージェント
○平賀圭祐,大沢英一(はこだて未来大)
近年,エネルギー生成の際の排出CO2 を代表とする環境問題,
また電力不足などの問題によりスマートグリッドという
次世代型電力網の技術が注目されている.
本研究では,スマートグリッドを想定し,ネットワーク上で
再生可能エネルギーを各家庭が取引する人工市場の形成を目的とした.
その際,家庭間の取引は,電力網の混雑を避けるため近傍のみと
行うものとした.
小規模の市場が形成され,市場価格の決定が困難であるため,取引
にはオークションを用いた.電力価格が需要反応(TOU)を持つ場合,
各家庭の発電した再生可能エネルギーの取引はpeek-time 時に
盛んに行われるということがわかった.