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言語・空間情報に基づくメタバースアバタへのジェスチャ自動付与機構
○塚本剛生,中野有紀子(成蹊大)
道案内を行う対話では言語表現を補足するためにジェスチャが豊富に
用いられ,その重要性は高い.本稿では,メタバースアプリケーション
においてジェスチャを用いながら道案内を行うアバタの実現を目指し,
道案内対話データの分析結果に基づき,ジェスチャ自動付与機構を提案
する.本機構では,ユーザが道案内のテキストを入力すると,その言語的
情報とメタバースアプリケーションにおける現在の空間的情報(アバタの
立ち位置やランドマークの位置等)に基づき,どの単語に対して,どのよ
うな形態のジェスチャを付与すべきかを自働的に決定する.本機構により
決定されたジェスチャは,音声合成による発話音声と同期したジェスチャ
アニメーションとしてメタバースアプリケーション内で自動生成される.