4ZB-5
焼結作用を考慮した雪の踏み散らしシミュレーション
○高橋哲也,藤代一成(慶大)
近年、コンピュータグラフィックスは、
ゲームや映画などの映像制作現場において幅広く利用されている。
特に、現実世界に実在する物象では、
物理法則に忠実なシミュレーションを行うことが要求される。
 特定の地域においては、雪は人間生活と密接に結びついており、
雪そのものが映像に大きな影響を与える。また、
雪は映像の印象を変えることができるため、
様々な目的で用いられるが、
不自然な振舞いをすると映像作品全体の質に悪影響を与えてしまう。
 そこで、本研究では、
代表的な粒子近似であるSPH法によるシミュレーションを行い、
より忠実に雪の物理現象を再現する。
具体的には、剛体からのエネルギーによる融解、
焼結作用による着雪などを取り扱う。