4ZA-5
顔 情報を利用した集中力測定システムの効果検証
○村松辰真,杉浦彰彦(静岡大)
対面授業のような講義型の授業だけでなく,質の良い講義を自分のタイミングで受けることができる遠隔教育への関心が高まっている.
しかし遠隔教育では,対面授業で教師が行う「生徒の集中状態の判断」ができないため,質の良い講義を行ったとしても理解されないことがある.
そこで,遠隔教育にも利用できる正確な集中度を,顔情報から測定する必要がある.
本研究では集中度を測定する方法として,集中状態を促すタスクを用意して被験者に実行させ,タスク実行中に集中を阻害する別課題(ジャミング課題)を提示した.この実験を実施中の顔画像をカメラで録画し,集中促進課題とジャミング課題実行中とで表情がどのように変化するか測定した.