4ZA-1
音楽聴取時における感性と脳波の関係調査
○町田宗丈,神里志穂子,野口健太郎(沖縄高専)
ヒトは普段外界からさまざまな刺激を受けそれによって感性が
喚起されているが,その感じた印象を他人に伝えるとき,表現した
言葉が正しく相手に伝わっているのか確認することはできない.
近年では喚起された感性を客観的に評価する手法として,
脳波を用いた研究がなされている.今回,ヒトが得た感性を
脳波を用いて客観的に表すために,聴取者に作曲者の意図が
伝わることが知られているクラシック音楽を刺激として用い,
音楽から喚起される感性と脳波の関係を明らかにする目的の
音楽聴取実験を行った.結果2~30Hz中の2~4Hzの
周波数含有率に着目することで,感性と脳波の関係が
明らかにできることが示唆された.