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アドホックネットワークを用いた、被災地における災害救助ロボットの自動エリア探索手法とその評価
○池嶋隆史,三好 力(龍谷大)
本論文は、災害救助ロボットにアドホックネットワークの技術を適用し、
被災者探索の効率化を目指す研究である。既存の救助ロボットは、人と
ロボットが1対1で操作するようにつくられており、操縦者の人数の制限
があることから、東北地方太平洋沖地震のような広域災害では、全エリアの
探索に時間がかかる。従って、災害現場で、被災者発見に特化した
自動災害救助ロボット複数機に自動的な探索をさせることで、運用面の
改善が可能だと考えられる。この様な自動ロボットを実現する上で、
探索エリアの重複回避、被災者発見の際の迅速な通報を行うために、
ロボット間の通信は不可欠である。本研究ではこの内、アドホック
ネットワークを用いたエリアの自動探索アルゴリズムに関する考察を行う。