4X-4
時系列解析を用いた省電力ルーティング
○川口 敬,後藤滋樹(早大)
インターネットのトラフィックが増大するとネットワーク機器の消費電力も増加
する。消費電力を削減することは重要な課題である。これに呼応して、経路を集
約することによりネットワーク機器をsleepもしくは部分的な稼働状態にして、
消費電力を削減する技術が研究されている。この方法では、トラフィックを集約
しておく時間が長いほど、多くの消費電力を削減することができる。本研究は、
経路を集約する時間を長くすることを目的としている。具体的には時系列解析を
用いてトラフィックの予測値を求める。その情報を活用して経路集約を行う方法
を提案する。さらに提案手法を集約時間や通信品質の観点から評価する。