4X-3
サーバ負荷分散におけるOpenFlowを用いた省電力法
○石井 翔,下田晃弘,後藤滋樹(早大)
DNSを用いたサーバ負荷分散法を改善して省電力をはかる。具体的にはOpenFlow
スイッチを用いてサーバ資源を集約する。サービスの要求に比べてサーバ資源が
余剰なときには、余剰なサーバを待機状態にして消費電力を削減する。ここで、
待機するサーバのDNSレコードを削除しても、レコードのキャッシュが残ること
に留意する。キャッシュを参照する利用者は待機中のサーバへの接続要求を発生
する。その要求をOpenFlowの機能で別のサーバに転送するのが本論文の特徴であ
る。このようにして可用性を維持しつつ短時間でサーバを待機状態にすることが
できる。本論文では、従来と比べて消費電力を削減できることを実証する。