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SIPモビリティを用いたネットワーク主導型ハンドオーバの提案
○織田喜雄,中村嘉隆,白石 陽,高橋 修(はこだて未来大)
近年,携帯端末の発展により,多くの事業者による公衆無線LANサービスが広域展開している.
それに伴い,ユーザが通信中にルータ間を移動し,
通信が切断されてしまうことが予想される.
そのため,通信を継続したままルータ間の移動を可能とする,
ハンドオーバ技術が重要となる.
ハンドオーバ技術にはMobile IPv6やSIPモビリティが挙げられる.
しかし,既存技術では,
移動端末がハンドオーバのための特別な機能を持たなければ,
ハンドオーバを実行できない.
そこで本研究では,無線LANルータにSIP機能を実装し,
ルータ側のみでハンドオーバの処理を行うネットワーク主導型のハンドオーバを提案する.