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ロボカップレスキューシミュレーションにおけるDTN環境に関する一考察
○川村真之,坂東昌大,庄子佳津雄,伊藤暢浩(愛知工大)
地震発生後の救助活動をシミュレーションするロボカップレスキュー
シミュレーションでは、救助隊員が無線通信を行なえない状況も
シミュレーション中の環境として想定される。その場合、通信可能範
囲が制限されるため、配送遅延が起こり得る声による通信が唯一の
情報伝達手段となる。しかし、災害時における情報伝達は緊急性や
信頼性が求められ、声による通信では災害への対応に支障が生じる。
本研究では、このような環境を遅延や接続と切断が頻繁に繰り替え
される環境であるDelay/Disruption Tolerant Network(DTN)
環境ととらえ、救助隊員の情報共有方式に対してDTN環境での利用を
想定されているルーティング手法を適用し、配送時間、配送率について
の分析を行う。