4R-3
語のグループ化を用いた特許文動詞の自動訳し分け
○高野雄一,横山晶一(山形大)
 特許文は複雑な構造を持ち、解析が難しい。本研究では、日本語
特許文を英語に翻訳する際、日本語動詞の自動訳し分けを行うシス
テムを構築する。翻訳を行う際に、同じ語でも意味によって異なる
語に翻訳されることがある。たとえば、動詞「含む」は英語では意
味によってinclude、containなどに訳し分けがされる。本研究で
は、意味を考慮した動詞の訳し分けを行うために、語のグループ化
を用いることで訳語の判定を行うシステムを作成する。似た意味の
語をグループとしてまとめ、それをテキストに用いて語の置換を行
い、訳し分けの評価に用いる。グループ化を用いた予備的な実験で
は、ある程度の動詞の訳し分けが出来た。