4Q-1
NIRSによるBCIのための複数タスク判別の可能性についての検討
○後藤かをり,参沢匡将,広林茂樹(富山大)
近年盛んに開発が行われているBrain-Computer Interface(BCI)の多くが2択(ON/OFF)の判別を組み合わせることで複数の選択肢から1つを選択する手法を用いている.また,脳機能計測技術の中でも近赤外分光法(NIRS)を用いたBCIの開発が進められているが,NIRSで計測可能な血流変化に対応する脳活動は脳波計(EEG)に比べ反応が遅いことが知られており,EEGと同様な2択による判別では同じ情報量を反映するためにより多くの時間がかかってしまう.本研究では,NIRSによるBCIの判別手法として,複数の認知タスクを用いることで2択以上の判別の可能性について検討を行った.