4P-6
スキーマ進化に伴うXPath式修正アルゴリズム
○長谷川数馬,池田光雪,鈴木伸崇(筑波大)
スキーマが更新された場合,そのスキーマに妥当なXMLデータはスキーマになされた更新に合わせて修正が必要となる.同時にXMLデータに対するXPath式にも修正が必要となる場合がある.多くの場合,XPath式の修正はXMLデータのXMLデータに行われた修正を参照しなくとも,スキーマに行われた更新操作からXPath式に必要な修正が推測できる.そこで,本研究ではスキーマ(DTD)に対して行った更新操作に基づいて,XPath式を修正するアルゴリズムを提案する.修正アルゴリズムは,DTDに行った更新操作の種類に応じて場合分けを行い,XPath式の各ロケーションステップに対して修正が必要かを判定し,修正が必要な場合は適宜修正を行う.