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動的タイムワーピング距離を用いたX線天文データの類似検索
○林 史尊,天笠俊之,北川博之(筑波大),海老沢研(宇宙航空研究開発機構),中平聡志(理研)
近年の科学分野で扱われるデータの量は膨大である.その筆頭が
天文学であり,今も多くのデータが蓄積されている.その内,
現在注目されているものの一つに X線天体がある.
動的タイムワーピング(Dynamic Time Warping,以下「DTW」)とは,
音声や株価といった時系列データを比較する際よく用いられる
手法である.これを利用するとDTW距離という類似度を示す
一つの数値が得られる.
本研究では,全天X線監視装置「MAXI」から提供される
X線天体観測データを対象に,X線天体が起こすバースト現象の
データに対しDTWを用いた類似検索を行い,類似したパターンを
示す天体を発見する手法を提案する.