4K-8
GPUのキャッシュヒット率向上によるDEMの高速化
○松井南実,富永浩文,中村あすか,篠塚研太,前川仁孝(千葉工大)
解析対象を粒子要素集合とみなし,全粒子の運動を追跡することで物理現象をシミュレーションする手法として,DEM(Distinct Element Method)がある.
DEMは,滑りや接触による粒子の変位や回転を各粒子に対して計算するため,
粒子数が多くなると解析時間が長くなる.
DEMの解析を高速化するために,GPUを用いて粒子の計算を並列化する研究が行われ
ているが,メモリアクセスの負荷が高いため高速化が難しい.そこで,本研究では,キャッシュを搭載したGPUであるFermiを用いてDEMの高速化手法を提案する.