4K-4
OpenCLにおけるワークアイテム統合による高速化手法
○澤田晃平,稲葉崇文,今井満寿巳,津邑公暁,松尾啓志(名工大)
近年、描写処理専用プロセッサ(GPGPU)の発展により、GPUを描写処理以外の汎用計算に応用するGPGPUという概念が提唱されている。
その中でもベンダに依存しないGPGPUソフトウェア開発環境としてOpenCLが提案されている。
OpenCLではスレッドのような概念は用いられず、ワークアイテムと呼ばれる要素に分解され、処理される。
しかしワークアイテムの切り替えにはオーバーヘッドが存在するため、ワークアイテム数の増加が性能悪化に繋がる可能性がある。
そこで本稿ではこのワークアイテムを統合することにより高速化を図る手法を提案する。