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ハードウェア上におけるFFT実装方法の検討
○山田彰巧,松崎隆哲(近畿大)
近年、雑音除去処理は高性能化に伴い演算時間が増加してきた。
これにより、現在のソフトウェアによる雑音除去処理では実時間
処理が困難となっている。しかし、工事現場等の雑音環境下では、
正確な情報伝達において実時間での雑音除去処理が求められる。
 そこで本研究では、ハードウェアを用いることで、実時間での
雑音除去処理が可能であるか検討を行っており、これまでの成果
としてハードウェア上で音声を取り扱うことに成功した。次に、
雑音除去処理アルゴリズムを用いるため、時間領域信号を周波数
領域信号へと変換する必要があり、FFTの計算を行う回路を設計し、
ハードウェア上へ実装する。
 本発表では、周波数領域信号へと変換を行うFFTの設計とハード
ウェア上に実装する方法について述べる。