4J-3
CoreSymphony P605プロセッサのフロントエンドの実装
○坂口嘉一,永塚智之,吉瀬謙二(東工大)
1つのチップに複数のコアを集積するチップマルチプロセッサ(CMP)が主流になっている.CMPは複数のスレッドを同時に実行することで,高い性能を達成する.しかし,アムダールの法則に示されるように,CMP においてもシングルスレッド性能は重要である.そこでCMP において,複数のコアが融合してシングルスレッドを高速に実行するCoreSymphony アーキテクチャが提案されている.
 本研究では,ハードウェア規模の面からCoreSymphony アーキテクチャを評価する.このアーキテクチャを採用するCoreSymphonyプロセッサのフロントエンド部分をハードウェア記述言語(HDL)で記述し,FPGAに実装する.これにより,CoreSymphony アーキテクチャの実装に必要なハードウェア量が,現実的であることを明らかにする.