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身体的な観察行為がテレプレゼンスにおける空間認識に与える影響
○中尾聡志,大久保雅史(同志社大)
紙面による見取り図やディスプレイに提示された遠隔地の映像を操作するだけで
は空間の大きさを正確に認識するのは難しい. 本研究ではテレプレゼンスに三次
元情報を加えることで遠隔地の空間認識が得られるか検証する.
本システムでは遠隔地を仮想現実(VR)空間内で精密に再現する. ユーザの動作や
姿勢を映像に反映させ, VR空間内をウォーキングすることができる. ユーザの運
動感覚や身体性に働きかけ, テレプレゼンスの臨場感を向上させる. これより遠
隔地の空間の大きさ, オブジェクトを認識する精度を高める.
評価方法として, 視覚と運動感覚によるVR空間での認識を,
現実空間または見取り図による空間認識と比較する.
正確なオブジェクトの位置や大きさを把握できているか評価する.