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iPhoneを利用したバリア情報記録・公開システムの構築と運用
○井上道哉,古山宗亮,金房雄一,長澤可也(湘南工科大)
車いす利用者は、道路に存在する段差や傾斜が障害(バリア)となり、移動が困難になる要因となっている。出来るだけ段差や傾斜が少ない道を利用するにしても、そのような情報を得られる手段は限られている。
本研究は、iPhoneの加速度センサ・ジャイロセンサを段差・傾斜角の取得に利用し、誰でも道路の段差・傾斜の情報を記録し、Webサイトに登録、公開できるシステムを構築し、運用を行った。iPhoneを車いすに固定すれば、日本中で誰でも記録に参加できる。車いす利用者はWebサイトのバリア情報を確認することで、バリアの少ないルートを調べることが可能となる。