4D-3
音声対話エージェントを基盤とした安否確認スマートフォンソフトウェアの開発
○佐々木喜一郎(岐阜経済大),藤井 透(同志社大)
近年,標準世帯の核家族化が進行した為,独居の高齢者が増加しており,2015年には65歳以上単独世帯数が全体世帯数の30%を占める推計がある.このような現状から,精神的なケア,自宅内の事故防止など,独居の高齢者を対象とした見守りサービスや安否確認のニーズが高まっている.本研究は,音声対話が可能なエージェントシステムをスマートフォンアプリケーションにて実現し,日常的に利用者へ呼び掛け,精神的なケアを見据えたコミュニケーション,対話内容から事故の早期発見に努める安否確認システムの試作を行い,開発における現状と課題に対する取り組みの指針について述べる.