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小規模ソフトウェア開発プロジェクトに対するアセスメントモデルISO/IEC29110の適用実証
○猪股俊喜,内藤友香,白坂成功,神武直彦(慶大)
ソフトウェア開発におけるプロセスモデルの国際標準としては、CMMIやISO/IEC15504が一般に利用されているが、それらのプロセスモデルは導入が容易ではない点が課題である。また、日本におけるソフトウェア業界の生産性を向上させるためには、その多くを占める中小規模のソフトウェア開発プロジェクトを対象にしたプロセスの向上が必要である。そのため、我々は、小規模組織を対象に制定されたプロセスモデルISO/IEC29110を実際の開発プロジェクトに適用し、評価を行っている。本論文では、ISO/IEC29110を用いたプロセスアセスメントを小規模ソフトウェア開発プロジェクトに適用し、その結果、どのような分析結果を得られたかについて報告する。