3ZJ-1
カラー手袋を用いた手指の形状認識手法の基本検討
○庄司貴哉,加藤正樹,西村広光,田中 博(神奈川工科大)
聴覚障がい者と健常者間のコミュニケーション手段の1つとして指文字や手話が利用されている.しかし,指文字や手話を知らない健常者には,通訳やコミュニケーション支援機器が必要となる.そこで我々は,コミュニケーション支援を目的とした指文字や手話の認識方法について検討している.
本検討では,指文字や手話を認識する前段階として,両手の基本的な手指形状の認識を行った.その際,指文字や手話の認識で重要となる指先の情報を得るために,カラー手袋を用いて認識する方法を適用した. 具体的には,Webカメラより取得した画像を右手用,左手用の2つに分割し,背景差分法と色情報の抽出を用いて,カラー手袋を装着した手指形状の特徴量を算出する.それを用いて手指形状の認識実験を行った結果を述べる.