3ZH-6
脱水症予防のための水分補給支援システムの開発
○石原脩大,斎藤涼一,菊池 誠,志村綾華,皆月昭則(釧路公大)
国内の夏季における猛暑により,脱水状態に陥り熱中症で救急搬送される事例が増えている.一方で,冬季にも気温の低下や大気の乾燥により汗をかきにくく,水分補給に対する意識が低下しがちであるため脱水症に陥りやすい.脱水症予防のために水分補給は重要であるが,過剰な水分摂取は人体に悪影響を及ぼすため,適切な補給量・タイミングでの水分補給が求められる.
そこで本研究では,ファジィ推論を用いて水分補給支援システムを開発した.システムをスマートフォンで実装することによりユーザの外出先での水分補給マネジメントを可能にした.また,ユーザの体重やライフサイクルをもとに一日の目標水分摂取量,給水タイミングを提示することでユーザ個別に水分補給を支援した.