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ICTを活用した積分演習の効率化手法に関する検討
○大前佑斗,福村好美,中平勝子(長岡技科大)
 eラーニングなどICTを活用した数学の学習においては、解法に自由度が高く、適確な
正誤判定が困難な場合が多い。本稿では、その一例として、学習者に誤解答が多い
積分問題に関して、正誤判定の自動化手法を提案する。具体的には、不定積分問題に
おいて、仮想的に定積分問題として積分値を計算することにより、解答の過程で正誤を
判定し、誤解答箇所を指摘可能な学習システムを実現する。また、数式入力は、ツール
ボックス化した数学記号を選択することにより操作の簡易化を図る。本手法を用いること
により、積分演習のeラーニングコンテンツ化が容易になり、学習者は誤解答を迅速に
把握することが可能となる。