情報処理学会 第74回全国大会講演要旨

CSS3のWebフォント規格の採用により，サーバからフォントを配信することで，Webページで様々なフォントを利用できるようになった．しかし，アルファベットとは異なり，日本語は多くの文字を含むため，フォント全体を送信することが困難である．また，モバイル端末の普及により，低速ネットワーク，低処理能力でも動作するフォント配信システムが必要とされている．
我々が提案する動的フォント配信システムでは，各Webページで必要とされる部分だけを切り出してフォントを配信することで，転送量を削減する．また，近年の動的にコンテンツが変化するWebページにも対応し，必要な時に，必要な部分だけのフォントを配信するシステムを開発した．