3ZD-9
ファジィ推論を用いた夏季の運動をサポートする水分補給量導出アプリケーションの開発
○岩崎武史,小椋宇謙,柴田涼介,三上智之,皆月昭則(釧路公大)
 夏季の運動時において水分補給は熱中症予防のため留意しなければならない問題である.しかし過度な水分補給は体に負担をかけるため,環境に応じて適切な量の水分を摂取することが重要である.
本研究は,個人の環境に応じた水分補給量を推論演算する水分補給量導出アプリケーションを開発して,熱中症を予防し運動を継続できるよう支援する.水分補給の推論演算にはファジィ理論を使用した.推論アルゴリズムの前件部には,熱中症の危険度を表すWBGT指数,喉の渇きなど個人の感度情報を用いる.システムは可搬性を考慮しスマートフォンで使用できるようにした.検証は屋内,屋外スポーツで行いシステムおよびアプリケーションの有効性を評価した.