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アウェアネスの支援による遠隔コミュニケーション支援の提案-遠距離恋愛への適用-
○大廣智也,仲谷善雄,泉 朋子(立命館大)
近年の情報技術の発展により、遠隔地によるコミュニケーションは円滑に行えるようになった。以前までは、手紙や電話が主流だったコミュニケーション形態も、情報技術の発展と情報リテラシーの向上によって、大きな進歩を遂げた。しかし、そのような環境下にあっても、微妙なニュアンスが伝達されず意思疎通がうまくいかないことが現実問題として発生している。これは遠隔コミュニケーション全般に当てはまる問題点であるが、特に遠距離恋愛のように、合理的な側面よりも感情的な側面が支配的な状況において顕著になる。そこで本研究では、スマートフォン諸機能の利用状況から読み取れる、相手を思いやる行動を定量的に評価し、相手に包括的情報として提示することで、相互理解を促進する枠組を提案する。