3ZC-3
パーソナルテンポを利用した2者間の会話円滑化支援の試み
○足立幸祐(立命館大),延谷直哉(富士ゼロックス),仲谷善雄(立命館大)
現代の社会問題の一つとして、対人関係でのコミュニケーション能力不足があげられる。特に社会活動では初対面での会話の機会が多く、コミュニケーション支援のニーズはますます高まってきている。本研究では、個人のリズム感としてパーソナルテンポを利用することで、会話行動のストレスを小さくすることを目的とする。人間は日常生活の中で何かしらのリズムを感じている。そのリズムをシステムによって適切な支援をすることで,行動や認知に良い影響を与えることが期待できる。今回それを実験にて確認できたので、本稿では、2者のパーソナルテンポ操作による発話速度の制御を対象とし、そこから得られる2者の行動や心理の変化について報告する。