3ZB-7
ウェブのアクセスパターンの対話的可視化の一手法
○川本真規子,伊藤貴之(お茶の水女子大)
ウェブの可視化に関する研究は既に広く発表されており,
その中でも著者らはこれまでアクセスパターンとリンク構造の同時可視化に着目してきた.
本報告では,ユーザが選択したアクセスパターンを可視化する対話的な可視化手法を提案する.
これにより,ユーザ個々の視点でのアクセスパターンの比較が可能となり,
各ユーザの関心に合わせた可視化結果の考察ができると考える.
またパターン選択の際,長期間のアクセスログから抽出されたパターンの中から
ユーザの関心があるものを選べるようにする.
これにより,同月の中でのパターンの比較,同パターンの年間を通しての比較など,
可視化結果を考察するうえでより詳細な分析が可能となり,
ウェブサイトの改善に役立つ有用な知見が得られると期待できる.