3ZB-6
EFD/CFD融合可視化における速度場表現の一手法
○八反田香莉,伊藤貴之(お茶の水女子大),渡辺重哉,口石 茂,保江かな子(宇宙航空研究開発機構)
EFD(実験流体力学)とCFD(数値流体力学)は流体現象を再現する有力な手法である。
EFDは風洞実験などによる計測技術であり、CFDはコンピュータで流体現象をシミュレートする技術である。
我々は航空機周りの圧力と機体後部の流速を題材として、EFD/CFD両者の問題点を補うことを目標としたEFD/CFD融合可視化に取り組んでいる。
既に発表しているEFD/CFDの圧力可視化に加えて、本報告ではEFD/CFDの流速可視化の一手法を提案する。
本手法では、分布表示と差分表示に加えて、速度場において特徴となる部分である渦中心の検出を適用する。
EFD/CFDの圧力可視化と分布可視化が揃うことで、圧力と流速の相関関係の考察が容易になると考えられる。