3ZB-1
行動からの動きの解析とその表現
○坂入圭亮,鈴木亮大,吉田眞澄(筑波学院大)
ノンバーバルな動きの表現技術として、ひとつの行動モデルからそれに関連した動きを創出する基本的な検討を行った。行動の摘出にあたっては日本の伝統的な花笠音頭を対象とした。踊り全体の動きから行動モデルを目視によって区分し、動きの定義を行った。まず、踊りの行動を「扇ぐ」、「担ぐ」、「掘る」、「除ける」、「掃う」の5個の感性ワードで定義し、各感性ワードごとに人間の関節部位を単位として抽出して、動きの要素とした。次に、その結果に基づいて部位の動きの要素を合成したCGを作成した。さらに、感性ワードに形容詞を中心とした論理的な意味を加えることで、それに合致した行動をCGで表現するシステムを試作した。