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キーボード上に置かれた手指形状画像からの特徴抽出
○中村孔明,納富一宏(神奈川工科大),斎藤恵一(国際医療福祉大)
バイオメトリクス認証において重要なのは,利用者への負担の軽減と利便性の向上である.利用者の負担が少ない認証方法として,キーボード上に置かれた手指形状により個人を特定する方法を提案する.キーボードに手を置くという動作は,心理的負担,および身体的負担が共に少ないと考えられる.先行研究では,AHP分析を用いた利用者の主観的評価により,心理的負担,身体的負担が他の画像認証より低いという結果を得た.また,識別器にSupport Vector Machineを用いることで,被験者30名を100%識別することができた.本稿では,撮影した被験者の手指形状画像からの,特徴抽出の自動化について述べる.