3ZA-3
透過型および反射型静脈認証システムの開発
○近藤真司,服部公央亮,田口 亮(名工大),保黒政大(中部大),梅崎太造(名工大)
情報化社会の発展に伴い個人認証の重要性が増しており,
特にバイオメトリクス認証技術が注目されている.
その中でも指静脈を用いた静脈認証は,心理的抵抗も低く,
指紋認証と組み合わせることで更なる高精度化が期待できる.
静脈認証は照射した近赤外光の透過光を撮影する透過型と
反射光を撮影する反射型が提案されている.
また撮影時の問題として指の厚みや光の透過率に個人差が存在し,
認証時に光源強度を自動調整する必要がある.
本研究では近赤外LEDを用いた反射型および透過型の静脈像撮影装置を
試作し,光源強度の自動調整と認証手法の検証を行い,
リアルタイムに認証可能な個人認証システムを実現した.