3Y-8
山間部におけるRSSIを用いた進行ルート推定システムの提案
○中山 優,杉浦彰彦(静岡大),小林秀幸(仙台高専),中井一文,江崎修央(鳥羽商船高専),山端直人,糀谷 斉(三重県農業研究所)
無線通信時に取得できる受信信号強度,RSSIを利用することで,電波送信源の位置を推定することが可能となる.
しかし,山間部で推定を行う場合,木や斜面による電波の減衰が影響し,アクセスポイント間でRSSIと距離の対応が大きく変化する.
この対応の変化による推定精度の低下は著しく,アクセスポイントごとのキャリブレーションが必要とされている.
本研究では,山間部特有の受信環境を考慮したRSSIの補正を行い,推定精度の向上に加え,RSSIと距離の対応の共通化を図る.
さらに,RSSIの補正値をアクセスポイント間に適用し,電波送信源の出現地点,離脱地点,進路,退路を推定する,進行ルート推定システムを作成する.