3Y-1
音声ベース映像短縮システムへの物体追跡アルゴリズムの適用
○本村直也(法大),青柳滋己(NTT),廣津登志夫(法大)
大容量記録媒体や映像の圧縮方式の開発により、映像記録可能時間が
長くなってきている。しかし映像視聴は基本的に通常速度での再生と
なるため、映像視聴に必要な時間も比例して多くなる。これに対し、
映像内の音声情報の特徴をもとに映像の内容把握に重要と思われる
部分のみを抽出し、画像情報からカット点を検出して抽出映像を
補正することで映像全体の時間を短縮し、映像視聴に必要な時間を
削減するシステムについての研究が行われている。本研究ではこの
手法の映像のカット点検出に画像の特徴点検出および追跡アルゴリズム
を適用することでカット点の検出精度を上げるシステムを実装し、
出力される短縮映像の違いについて検証し報告する。